
お灸の力
投稿日:2020年05月17日
こんにちは。
はりきゅうPOKKEの佐藤です。
毎日、新型コロナウイルスの話題で少し疲れますが、私の生まれ育った地域では静かに、着々と田んぼの準備が始まっていました。
田んぼに水が入り、涼しい風に水がなびいてキラキラする風景に癒されました。
そこではコロナなんて無縁のように思えますが、ここも神奈川県、緊急事態宣言の出ているところなんだと現実に引き戻されます。
そんな今、とにかく「ワクチンの開発」と言われています。
確かに今までのウイルスにもワクチンで勝ってきました。
ただ、ワクチンがあれば安心?
ワクチンの打てない人もいるし、副作用もついてくる。
まずは自分の免疫力、それからワクチンの両方があったらもっと安心かなと思います。
昔から、風邪をひかないように・体を丈夫にと、熱さを我慢してまで大きなもぐさの塊でお灸を据えていました。(今は小さなもぐさのお灸や台座のついたお灸、棒灸を使います)
それを見ていた方はお灸は「熱くて怖い」というイメージかもしれません。
でも今は違います。様々な熱さが選べる台座のついたお灸や香りのついたお灸があり、鍼灸師が据える時も火傷をするような不快な熱さのお灸はしません。
お灸は妊婦さんにも優しく、逆子灸や安産灸とも言われ、病院でも行われているところもあります。妊活や産後のケアにもお灸はおすすめです。
また、アフリカでの結核予防にも、もぐさのお灸を「足三里」に毎日据えることを広めている鍼灸師もいます。昔日本で結核が流行った時に原志免太郎先生という医師(お灸博士と呼ばれた)が「足三里へのお灸で結核を予防する」研究をしていたことから始められたそうです。
薬を飲めない場合や、薬を買えない場合にも、お灸が活躍しています。
一般の方にも、足三里へのお灸で足の疲れはもちろん、風邪予防や免疫力アップにつなげて欲しいと思います。鍼はできませんがお灸は自分でできます。
そして大切なのは調子が悪いからお灸をするのではなく、健康な時に続けておくことで、予防につながるということです。
そんなことを伝えたくて、これからもお灸教室を続けていきたいと思っています。
(対面ではまだできませんが・・・)
一人一人に合わせたオンラインお灸教室も受付中ですので、お気軽にご連絡ください(^^)