
やっぱり「足三里」へお灸
投稿日:2022年08月11日
こんにちは!
はりきゅうPOKKEの佐藤です。
いつもありがとうございます。
新型コロナウイルスの騒ぎが始まった頃、
真っ先に思い付いたのは「足三里」への「お灸」でした。
お灸教室の度に伝えていました。
そして、知人との会話の中で「この状況、鍼灸師さんとしてどうみますか?」と問われた時、なんとなくですが「陰極まれば陽となり、陽極まれば陰となる。かなぁ?」と口に出たのを覚えています。
何事も行きすぎると逆になる。ということ。
もう3年もたったんですね。そして、子供の3年はとても大きいです・・・。
さて、改めて「足三里(あしさんり)」というツボはご存知ですか?
鍼灸師になるとつい知っていて当たり前になってしまうのですが、一般の方は知らない人が多い、ということをいつも実感します。
なので、知らない人には伝えたい!
「足三里」は、図のように、膝の下少し外側にあります。
(膝蓋骨の下(外側)の角から指3本ほど下)
その部分がちょっと凹んでいることが多いです。
凹みの部分にお灸を据えたりします。
胃のツボ・胃の経絡(経絡とツボの通り道)で、お腹の調子を整えたり、免疫を調整したり、足の疲れを取ってくれたりします。膝の痛みにも。血圧にも。万能ツボです。
お灸教室でお話しすることもあるのですが、「モクサアフリカ」という鍼灸師の団体があります。
実は、アフリカでは結核予防や結核治療の副作用に対して、
「足三里」へのお灸が普及しています。もぐさと線香を使う本格的なお灸を鍼灸師が伝え、自分で据えてもらう、という活動をされています。
日本で結核が流行った時に、まだ抗生物質が無い当時、患者さんにお灸を施し貢献したすごい医師がいて、それをアフリカで実践されている鍼灸師さん達がいるのです。
学生時代、これを聞いた時に「お灸ってすごい。足三里すごい。」と驚いたのを覚えています。
今、再びコロナ感染者数が増え(検査する人も増えていますが・・・)、不安が増す方も多いかと思いますが、そのままでいると「病は気から」で体(免疫力)まで弱ってしまいます。(東洋医学では不安、心配は胃腸に、恐れ・ストレスは生命力・婦人科系などに影響しやすい)
ただ怖がるだけでなく、どうするか。何ができるか?
終わりがなかなか見えませんが、全く無くすことはできないし、このようなことは避けて通れなくなってきています。
自分や家族を守るために、健康に気をつけるようになった人も多いのではないでしょうか?
食事に気をつけたり、お酒を減らしたり、運動したり、田舎へ移住する人もいますね。
とっても簡単な、「お灸ケア」を取り入れてみるのもおすすめです。
はりきゅうPOKKEでも、体質を改善したい、セルフケアできるようになりたいと「お灸教室」を受けてくださいます。
「家族にやってあげたい」という方も増えていて、実際にご夫婦でお灸してくれたり、娘さん、息子さんとお灸習慣ができてきた、という方もいらっしゃいます。
続けるうちに、自分の「体の声」を聞くことが上手になり、「今日はお灸しとこうかな」と気付けたりします。
大切な人への(からの)手当は何よりも効果的かもしれません^^
ツボは、少しくらいずれても大丈夫です。
「気持ちいい」が優先でいいと思います。
薬局でもお灸売ってます。(湿布とかの近くが多いかも)
安全に効果的に行うためには、一度教室に参加してみることをお勧めします。
お灸教室は、
ご希望があれば、予定を合わせてお灸教室を開催できます。
気軽にご連絡ください^^