
「睡眠不足」
投稿日:2022年09月16日
こんにちは!
いつもありがとうございます。
はりきゅうPOKKEの佐藤です。
今回は、睡眠について。
「昨日はよく眠れましたか??」
最近は朝晩涼しくなり、真夏よりは寝やすくなったかなと思いますが、季節の変わり目、なんとなく眠れないという方も多いかと思います。
通常なら、眠っている間に回復して消化して、脳を休めて、翌朝スッキリ起きられてまた一日元気に過ごせる。
理想はそんな感じですよね。
しかし残念ながら朝からだるい、痛い、スッキリ起きられない、と言うかたは多いです。
ちなみに「不眠症」を英語では「insomnia」や「sleeplessness」と呼ぶそうです。
一時的な不眠なら、気にしすぎることはないですが、ずっと続くと生活にも支障が出てきますね。
不眠には様々な原因があります。
・体のどこかが痛くて眠れない。
・ストレスや緊張など精神的なものによる不眠。
・アルコール依存や安定剤などの薬をやめたときに起こる不眠。
・精神疾患による不眠。
・勤務形態(夜勤や交代勤務等)などの理由で起こる不眠。
・人からみると眠れているのに、本人は眠れていないと感じる不眠。
・日中に眠くなる突然眠くなるなど。
体表や内臓の疾患がある場合はまずその治療が必要です。
周期的に呼吸が止まってしまう睡眠時無呼吸(呼吸が止まったり浅くなる、いびきがすごい。)の場合や、寝ようとするとふくらはぎがムズムズするむずむず脚症候群でも不眠、日中の眠気に繋がります。
そのような症状がある場合は、他の病気が隠れている場合もあるため、まずは病院を受診することをお勧めします。
睡眠薬を常用する方は、「効かないからやめた」ということもよく聞きます。
お薬にもいくつか種類があります、合っていないと感じた場合は、担当医に相談してみてください。
また、東洋医学的に不眠を考えてみると、
不眠のタイプも色々あって、それぞれ違いがあります。
・ストレスなどで気が頭の方に上がってしまい、イライラする、目が充血する、耳鳴りがするタイプ(寝付きが悪い)
・飲酒や食べ過ぎで胃が重だるく、余分な熱が溜まってしまっているタイプ(夢が多い、眠りが浅い)
・腰や膝の痛みがあり、むずむずしたり痒みがあったり寝汗、口が乾きやすい、耳鳴りがするタイプ(朝早く目覚める)
・汗をかきやすい、動悸がする、お腹が弱いタイプ(寝つきが悪い、夢が多い)
これだけではなく、いくつかのタイプがミックスしていることもあります。
ちょっとマニアックにいうと、肝・脾・腎・心のバランスを整えるようにしていきます。
やっぱり心身ともに、バランスが大事。
よい睡眠には、寝具など工夫して環境を整えたり飲食を気をつける、入眠しやすい音楽や読書、入浴など・・・
多分すでに色々試していると思います。
頑張っても眠れない時はちょっとその思考から離れてみるのも良いかもしれません。
日中、体を動かしたり朝ごはんをきちんと食べたり、朝日を浴びることも大切です。
鍼灸は、自律神経を整えます。
ツボを選んで鍼やお灸を使って、緊張状態は緩め、程よく温まり、本来の状態に近づけていくお手伝いをします。
不眠が主訴ではなくても、鍼灸治療に来た日はぐっすり眠れる方が多いです。
その効果をできるだけ長く保って欲しいので、興味のある方へは
「お灸セルフケア」もお勧めしています。
不眠で有名なツボで言うと
「失眠(しつみん)」があります。足の裏、踵の真ん中にあります。
ここは皮膚が厚いので、熱めのお灸でも大丈夫です。
(それでも熱かったらすぐ外してください)
その上にある「湧泉(ゆうせん)」は、疲れた時やストレス、冷え、むくみなどに良いのでお勧めです。
お灸ができない場合は、ホットタオルで温めたり、アロマオイルで優しく揉みほぐしたり、指で気持ちよく押すだけでもOKです。
ぜひお試しください。
美容も健康も、睡眠から。
ぐっすり眠れた次の日は、肌の調子が良いですよね。
いつまでも綺麗でいたい皆さん、寝る前のスマホをやめて、しっかり眠りましょう!(と自分に言い聞かせています)