
小児はり「夜尿症の男の子」
投稿日:2022年11月18日
こんにちは!
はりきゅうPOKKEの佐藤です。
いつもありがとうございます。
今回は、「夜尿症(おねしょ)」(英語でBedwettingだそうです)の症例について。
来院してくれている男の子の例をご紹介させていただきます。
(掲載を許可してくださった男の子のお母さん、ありがとうございます)
まず、[夜尿症]とは。
・5歳以上の小児の就寝中の間欠的失禁
・昼間尿失禁や他の下部尿路症状の合併の有無を問わない
・1ヶ月に1回以上の夜尿を「頻回」、3日以下の夜尿を「非頻回」とする
*夜尿症診療ガイドラインより
5歳以上で、夜中の「おねしょ」や、日中に漏らしてしまうことが続く場合になります。
器質的な疾患がある場合は、まずは泌尿器科、小児科へとなります。
おねしょが続くと、(最近は機会が減ったかもしれませんが)お泊まりの心配、
年齢が上がると尿量が増えて洗濯も大変、オムツでも足りない、かぶれる、など
他にも心配事が増えてしまいます。
お母さんは怒りたくなくても、怒ってしまい自分を攻めてしまう事も・・・。
そんな時、小児はりがお役に立てたら嬉しいです。
さて、今回の男の子についてです。
今年の6月から通院中の、
小学一年生の6歳の男の子。
主訴:夜尿症
一年半ほど前から。
夜のおねしょは毎日。
日中もおしっこが近い。
我慢ができないのか、パンツが濡れてしまうことがある。
便秘がち。
おねしょ外来のある病院へ通院中。
病院の検査では異常ないものの、膀胱に尿を溜められない(少しの刺激で出てしまう)ため薬を服用。
お母さんは、医師から勧められている「アラーム療法」を始める前に、小児はりを試してみたいとのことで来院されました。
毎日のおねしょということですぐには治らないため、
まずはできるだけ週に一度のペースでの来院を、お願いしました。
・4回目の施術 日中の漏れが少なくなる。便秘も気にならなくなってきた様子。
・8回目 夜間のおねしょは毎日続いたため、アラーム療法を始める。
・9回目 週一回おねしょなし。 改善し始める。
(この辺で2週間に一回の施術に)
・11回目 週に5回おねしょなし。 おねしょの時間も朝方に変わってきた。体調良い。
・13回目 日中のもれは気にならない。週に6回おねしょなし。
「毎年風邪をひくこの時期に風邪を引いてない!」とお母さん^^
思い切ってアラーム療法も取り入れ、自宅でもできるローラー鍼や、軽いタッチのマッサージ、お子様が自分でできる体操などもお伝えし、親子で続けてくれたのも、効果を早めたと思います。
そして小児はりの良いところは、主訴だけでなく全体が元気になるということ。
いつもレゴで遊びながらお話してくれて、体も心も成長している姿を見せてくれます。
いつもありがとうございます^^
もし似たようなことでお悩みの方は、気軽にご相談ください。