
五臓六腑「心・小腸」
投稿日:2023年03月07日
五臓六腑、続きです。
今回は「心・小腸」について。
「心」と「小腸」?と、関係無いようにも感じますが、それぞれの経絡(エネルギーの流れるライン。ツボの並ぶライン。)はどちらも腕にあり、この二つはすぐ近くを流れています。
「心」・「小腸」
元気で明るく汗をかいてスッキリ、夏に活動的になれないと不調に。
火・夏・血・汗・舌・苦・暑・赤
火 5行「木火土金水」の火
夏 夏に活発に働く。暑いのに汗をかかないと不調が出やすい。
血 不調により高血圧や胸の苦しさが起こる。目の使いすぎも血を消耗する。
汗 心の不調により、手足に汗をかきすぎたり汗をかかなくなる。
舌 心の不調により下の先端が赤くなる。
苦 心を補うには、少しの辛み(陽気の不足に)、苦味(熱に)、甘味(緩める)で調節する。
暑 暑さを我慢しすぎると不調に。
赤 不調により舌の先が赤くなる。
心は陽気が多い臓、活動的。
夏になると気持ちが開放的になり、出かけたくなったり動きたくなったりする。
冬に冬眠していた動物も春〜夏に活発に動き出す。
それが自然なことなのですが、夏にあまり活動的にならず汗もかかないでいると、心・小腸の不調をきたしやすいと考えられます。
しかし、暑さの厳しい現代では、エアコンにより体を冷やすことが多く、バランスをとることが難しくなっています。
上手に汗をかいて程よく発散させたいものです。
(暑くて動けない時はよもぎ蒸しなどもおすすめ)
低血圧の人は夏が苦手。
また、心の病症(の感情)は「喜」、コントロールするのは難しいですが、喜怒哀楽もバランスが大切ということ。
我慢しすぎず感情豊かでいたいものですね。
次は、「脾・胃」のご紹介です。
お読みいただきありがとうございました。