
五臓六腑「腎・膀胱」
投稿日:2023年04月24日
いつもありがとうございます。
ついに五臓六腑のラスト!
「腎・膀胱」です。(イメージのコーヒーはちょっと関係あります)
どれも大事ですが、「腎・膀胱」はとっても大事な臓腑です。
「腎精」と言って、生まれ持った「先天の精」と、
その後取り入れる食べ物や育つ環境によって得られる「後天の精」があります。
「腎精」=成長、発育、生殖に必要な生命エネルギーのこと。
年齢とともに衰えていくものですが、生活習慣や食生活によって衰えを早めてしまっている可能性もあります。
これは「老化」でもあるので、ホルモンバランスの悪化にもつながります。
逆に、「腎」を補うことで老化の加速を抑えるアンチエイジングにつながる、(他の臓腑との関係もありますが)ホルモンバランスが良くなり妊活につながる、と考えられます。
西洋医学的にも、腎臓と膀胱は繋がっている器官(腎臓で作られた尿が尿管を通り膀胱へ届き排泄します)でもあり理解しやすいですね。
東洋医学ではそこに生殖能力なども含まれると言った感じです。(かなり大雑把ですが)
「腎・膀胱」
もしかすると恐がり。冷え性、むくみ、腰痛、冬になると高血圧のタイプ。
水・冬・骨・寒・恐・黒・鹹(かん)
水 木火土金水の水
冬 季節は冬、冬に症状が出やすい
骨 悪化すると髪や骨が弱くなる(腎は年齢とともに衰えるもの)
寒 寒さに弱い
恐 恐がりなタイプ、または不調によりそのようになりやすい
黒 色は黒
鹹 塩辛いもので補う、または摂りすぎない
立ち仕事が多い、足元が冷える、トイレが近い、冬に活動しすぎて春の不調が多い(鼻血など)。
東洋医学では、そのほかに房事過多(房事とはセックスのこと)も含まれています。
ストレスに影響を受けるので、ストレスで腰が痛くなるとも言われていますね。
細かくするとどんどん長くなってしまうのでだいぶかいつまんでいます。
様々なタイプがありますが、どれもバランスが取れているのが理想なので、少しでも近づけていきたいものです。
なんでも「ほどほど」に、好きな食べものも、ちょっと気をつけて、本当に自分が必要としている味覚はなんなのか、どうすると体が楽で気持ちも楽になるのか、(これは年齢を重ねないとなかなか見つけられないのかもしれまんが)うまく付き合えるようになりたいですね。
余談ですが。
私は妊娠してからなぜかコーヒーを飲みたくなりました。(もちろん当時はカフェインレスで飲みました)もしかすると、浮ついた気持ち(妊娠が嬉しすぎた)を抑えるために欲しがっていたのかもしれません。それと、「腎精」が高まった(から抑えようとした)のでしょう。
「心」の感情は「喜」、「心」を補うのには「苦味」があるのですが、その苦味を初めて必要としたのかなと。(もう10年も前の話・・・)
そんなふうに考えられるとちょっと面白いですよね。
東洋医学って面白い^^
お読みいただきありがとうございました!
次は三焦について書いてみたいと思います。