
コロナ後遺症とお灸
投稿日:2023年03月15日
こんにちは!
はりきゅうPOKKEの佐藤です。
いつもありがとうございます。
先日、オンラインで行われた女性鍼灸師フォーラムの勉強会に参加しました。
卒業後ずっと続けている勉強会です。
今回は、
「モクサアフリカ」の理事を勤めていらっしゃる伊田屋幸子先生のお話を聞くことができました。
https://www.moxafrica-japan.com
モクサアフリカでは、「結核」に対する補助的な灸療法を研究していて、アフリカの発展途上国にて自分でもぐさのお灸を据えることを指導しています。(台座灸よりもぐさが安価)
結核では治療に使う抗生物質の副作用が強く(ワクチンが普及していない地域もある)、食欲がなくなり体力が落ちてしまうことがありますが、自分でお灸をし続けることで、食欲が戻り、関節痛が楽になるなど症状が改善していくなど・・・、アフリカで「お灸」が役立っているのです!
モクサアフリカでは、「お灸の力は世界を救う!」というキャッチフレーズで
「コロナ後遺症」に対するお灸の効果を研究等をしており、今回その結果やその他の活動について聞くことができました。
お灸の指導は人によって難しいものの、お灸をしたほうが、症状は改善することがわかったそうです。
実際にイギリスでも治療院に来て、よくなっていく人も多いとのこと。
保険が効くからと、悪くなってから病院に「治してもらう」のではなく、自分の「健康維持」や「体質改善」を目的とするような健康意識が高まってきたということ。
(イギリスで活躍している先生です)
これは、まだまだ少ないですが日本でもそうだと思います。
健康に対する意識が少し変わってきましたよね。
また、モクサアフリカでは、麻薬中毒者やHIV患者に対するお灸施術も行っているようです。
貴重なお話でした。
[コロナ後遺症]
WHOによると、
「新型コロナウイルスに罹患した人にみられ、少なくとも2ヶ月以上持続しまた他の疾患による症状として説明がつかないもの」
と定義されています。
後遺症(罹患後症状)の例として、
・疲労感、倦怠感
・関節痛
・筋肉痛
・咳
・息切れ
・痰が出る
・胸痛、肺が苦しい
・脱毛
・記憶障害
・集中力低下(頭がぼーっとする)
・頭痛
・抑うつ
・嗅覚、味覚障害
・動悸
・下痢
・腹痛
・睡眠障害
・筋力低下
などなど人によって様々。
自律神経の異常・体力の低下によるものがほとんど。
他にも「生理痛の悪化」や「耳鳴り」などもよく見られるとのことです。
20代〜50代に多く、割合は男性<女性。
生活はできるが「しんどい」、仕事や勉強などに支障があるというような症状。
2年も症状が続く方や、日常生活自体がしんどいという方も。
病院でもはっきりしない。
薬を飲み続けるのか・・・。
(最近では色々な治療法があって改善している方もいるようです)
無理をしないことがもちろん大切ですが、
寝ているだけでは体力は落ちるばかり。
そんな時に
「鍼灸」「セルフお灸」が役に立ちます。
鍼灸の特徴としては、
・リラックスして受けられる。
・自律神経を整える。
・セルフお灸は手軽でいつでもできる。
・自分で手当することで自分に意識が向きやすい。(体の声を聞く)
・継続することで自然治癒力が高まり体が強くなる。
(残念ながら保険はききません)
コロナワクチンの後遺症に悩まされている方も実は多いです。
関節痛や筋肉痛が残ったり、皮膚症状が出たり。
鍼灸治療は、デトックス効果もあります。
必要なものはちゃんと吸収し巡らせ、余計なものは排出できる、そんな本来の体の状態に近づけるのが東洋医学の考え方。
お薬というのは痛いところだけに効くのではなく、服用すると血液と一緒に一度全身に巡っています。
必要なものを必要なところに届けたら、あとは排出されるべきですが、それがうまくいかないと、様々な症状が出るかもしれません。
治療法がなくてお困りの方、是非気軽にご相談ください^^
ツボが知りたい・お灸を始めたい方は「お灸教室」がおすすめです。
LINEや予約フォームのチャット、メールで受け付けます。
*モクサアフリカでは、4月16日の「アースデー」のイベントでお灸体験を開催。
毎回大人気だそうです!
はりきゅうPOKKEは同じ日に地元厚木、厚木農園でのマルシェでお灸体験をする予定です!
(今月の3月19日(日)も出店します)
「お灸の力」をたくさんの人に知って欲しい想いは同じ。
厚木でも是非体験にいらしてください^^
長文お読みいただきありがとうございます!