
妊活鍼灸への想い
投稿日:2023年07月24日
こんにちは!
はりきゅうPOKKEの佐藤です。
できる時に投稿を!ということで夜な夜な連投です。
先週はベテラン先生による勉強会や交流会のお誘いがあったり、定期的に開催される勉強会のアーカイブを観たり、土日は日中がっつり研修・・・という、zoomな毎日を送っていました。
とても刺激的で学びの多い1週間でした。(こんな1週間はまれです。体は鈍りました)
そして今週は勉強の他に新たな出会いもあり、何かが始まる予感。
POKKEの夏休み前はありがたいことに激動の日々です。
皆様の温かい応援や期待、協力してくれる姿に感謝しかないのです。
さて、写真ですが妊婦さんの鍼灸について勉強を始めた約10年前の本達です。(他にもあります)
学び始めてからすぐ妊娠し出産したので、まさに自分の体で学んだことを体感するができた貴重な時間でした。
医学はどんどん進歩しています。
日本の生殖医療の技術は世界でもレベルが高いです。
しかし、残念ながら妊娠率はかなり低い。
思っているより年齢は関係します。
インスタで、一昔前は30歳からが高齢妊娠と言われていたと書いたのですが、
高齢妊娠が35歳と言われるようになったところで、人間の体はあまり変わっていません。
(男性も年齢関係あります)
タイミング法や人工授精で妊娠に至らない場合に試みる方法として
・体外受精(卵子に洗浄した精子を振りかける)
・顕微授精(卵子の中に精子を注入する)
・凍結融解胚移植(受精卵を凍結し、希望する時期に融解し子宮に戻す)
があります。
現在、凍結融解胚移植の成績が高いようですが、それでも
32歳までの治療開始で生産率(赤ちゃんが産まれる率)約20%、
その後は年齢が上がるにつれ緩やかに下降し、36歳くらいから大きく下降、
40歳では7〜8%、45歳では1%を切ると言われています。
↑ご紹介したサイトでは、一般の方向けに説明してくれているのでおすすめです。
SNSの情報だけで判断せずこのような信頼できる情報を参考にしてほしいと思います。
保険適用になったとはいえお金もかかりますね。
治療では女性の負担がどうしても大きくなりますが、身体的にも精神面でもかなりのダメージ、ストレスがあることを知ってほしいと思います。
これは想像力の問題かもしれませんが、妊娠や産む産まないは2人による事なので・・・。
男性不妊もあるのでまずは検査を!
現在妊活鍼灸で来院いただく方が増えています。
以前にも、体外受精からの妊娠をされた方もいらっしゃいます。
ちょっと諦めかけた時に妊娠したケースもあります。
一回だけで妊娠に至った方もいらっしゃいます。(たまたまかもしれませんが。その後無事産まれてました^^)
途中で来院されなくなった方もいらっしゃいます。(きっと他の選択が見つかったと信じてます)
知り合いには里親になった方もいらっしゃいます。(気になる方は聞いてください)
妊活は結構体力がいります。
土台を整えないと、たくさんのお薬を使って挑む不妊治療に体が疲れてしまいますね。
1人の体から、もう一つの命を作るということ。
東洋医学では、「先天の精」と言って母親・父親それぞれの精を受けて生まれてきます。
そして生まれた後は「後天の精」と言って食べ物や育つ環境からの影響が大きくなります。
しっかり寝て食べて動いて、そのエネルギーを赤ちゃんに注いであげられるように。
実は男性もとても疲れている場合があります。
女性より自分の体に関心のない方が多い印象です。
女性専門ですが、ご夫婦やパートナーの施術は可能ですのでご相談ください。
(男性鍼灸師のご紹介も可能です)
通院する場合、
できれば1週間(せめて2週間)に一度、定期的に通っていただきたいです。
病院への通院もあり、仕事をしている方は仕事も、お子さんがいる方は育児もあって、そして家事もあり難しい場合が多いのですが、
短期集中で取り組んでみてほしいです。
当院ではお灸の指導をしご自宅で実践していただくようお願いしています。
鍼灸の効果をキープするためです。
ぜひご夫婦でお灸をしていただきたいです。
良いコミュニケーションになりますし、お互いを労る気持ちが芽生えます。
何より、2人で取り組むことで一緒に可愛い赤ちゃんに思いを馳せる時間、子育ての準備になると思います。
妊活で悩みの方、気軽にご相談ください。
お読みいただきありがとうございました!