アトピー性皮膚炎について
投稿日:2024年03月26日
こんにちは!
はりきゅうPOKKEの佐藤です。
いつもありがとうございます。
今日は、子どもの「アトピー」について書こうと思います。
(写真はただのイメージです。ハグしてますか?)
アトピー性皮膚炎は、
皮膚のバリア機能が低下し、さまざまな刺激に皮膚が反応して炎症が生じやすくなる状態。
強い痒みや左右同じ場所に湿疹が現れたり、関節や皮膚の柔らい部分に現れることが多く、改善したり悪化したりを繰り返しやすいのが特徴とされています。
皮膚科でお薬をもらい塗る又はアレルギーを抑える薬を飲む。
大体みなさんそのような経過を経て鍼灸院へいらっしゃいます。
お子様は小児はりやお灸を気に入ってくれて通ってくれます。
病院のお薬と併用して受けることももちろん可能です。
(症状の程度によっては病院で見てもらう必要があります)
そこで、お母さんも気持ちが楽になって「大丈夫」と思えたらとても良いのですが、
なかなか心配な気持ちは消えません。すごくわかります。
そんな時にお勧めしたいのがこの本。
「ママが楽になるとアトピーが治る」
著:夕部智廣先生(鍼灸師・保育士) 監修:佐藤美津子先生(小児科医)
という本を当院の本棚に置いています。
*レンタル無料ですのでぜひ借りていってください。
私が子供の頃からひどいアトピーだったこともあり、
鍼灸も役に立つけど、もっと大事なのは「お母さんの心持ち」ということを知ってほしい。
そして、いつまでもお子様が鏡を見てガッカリすることのないように。
経験談としての一例ですが、
私は小学高学年から中学3年までの写真をほぼ捨てました。
顔までアトピーで、見たくないからです。
薬(ステロイド)を使ったら綺麗になるけど、またぶり返すその繰り返し。
ワセリンを塗ればテカテカになるしなんだか暑く息苦しい。
子どもながらにそんな薬が怖くなっていたような気がします。
そんな状態で、よく思春期を生きのびました。
友達に恵まれていました。
中学生の頃、このまま生きてくのもやだなと、ふと思ったけど
「いつか誰かの役に立つかもしれない」と頭の片隅で思って耐えたことも。
おかげで今、同じような境遇の子供達に「大丈夫だよ」と言ってあげることができます。
大人にはかわいそうと思われていたかもしれないけど、
学校や子ども同士で遊ぶときは誰もそんなこと言わないし、かわいそうと思われない方が気楽でした。
あんまり語ると暗くなるのでこれくらいにして^^;
この本にも書いてあることで、まさにそうだったなぁと思うことをご紹介。
「誰かに子どもを任せて、子どもと離れる時間を作る」
「しんどいなら、まずはママから楽になる」
子供のアトピーなのに、ママ?って思われるかもしれません。
でも、私は離れて楽になりました。
我が家の場合ですが。(中学生の頃ですが)
多分母もアトピーを見なくて気が楽だったかもしれない。
実は、子も親を心配していたり・・・。
まずはママがご機嫌に。
もう十分に頑張っています。
もう少し、お子様の治る力を信じてみませんか?
子供のアトピーは、子供の「自信」を邪魔してしまいます。
好きでアトピーになったんじゃない、もっと自分自身を見てほしいのに、注意されることが多かったり、見てほしくないアトピーをチェックされ心配され、生理的な現象である掻くことがよくないこととされ、自分でも気になったり隠したり・・・。
子供は、親が一生懸命なのもちゃんとわかってます。
残念ながら、知らないだけなんですよね。
もちろん、どんな病気もですが
食事や睡眠、運動など生活習慣も最低限気をつけることはみなさんわかっているはず。
ただ、いくら良いものを食べてもちゃんと巡ってちゃんと出せていないと意味がない。
それからストレスによっても気血の巡りは悪くなります。
「湿熱」といって、大抵のアトピーの子は東洋医学的に見ると体に溜まった熱や湿をちゃんと出せていない状態などと考えられます。(それ以外にも色々ありますが)
本来の働きがちゃんと働くように=自分で治す自然治癒力を高めるように、
基本的な体の働きである、消化(胃腸)や排泄をまず整えていきます。
そして自分でできる大切なことが「発散!」
思い切り遊んだり笑ったり泣いたり喋ったり。
やりたいことをやる。欲求を聞いてもらう。満足する。
大人にも必要なことですね。
体の状態がよくなって、皮膚バリアが強くなると、保湿をしなくても大丈夫です。
体を整えて、自然に作られるツヤツヤお肌を一緒に目指しましょう^^
薬で見えなくするのは簡単ですが、
本にもありますが、「アトピーは子供自身が治すもの」。
子供の治る力を信じて、待ってほしいです。
よくなると、親も子も自身にもつながります。
とにかくお子さんの目を見て、信じて、たくさん褒めて、ハグして、認めてあげてほしいなと思います。
学校でも家でも注意ばっかりじゃ、誰でもストレスフルですよね。
これはアトピーに限らない、と思うのです。
自分や自分の子育てへの反省も含めて・・・^^;
お読みいただきありがとうございました。