
鍼灸とオキシトシン
投稿日:2019年11月05日
先日、神戸での小児はり学会に参加してきました。
朝一の飛行機で飛び、そのまま学会突入でしたが、神戸まで行く価値ありでした。
中でも、オキシトシンについて研究されている医師、高橋徳先生のお話がとても興味深かったので書きます。
オキシトシンというホルモンの名前は聞いたことがあると思います。
愛情ホルモンとも言われていますよね。
オキシトシンは、教科書的には出産時の子宮収縮や母乳分泌を促すホルモンとされています。
今回、その他にもたくさんあることがわかりました。(医学的に研究、発表されている)
抗ストレス作用・抗不安作用。
お母さんは、出産した途端、エストロゲンなどの女性ホルモンが急激にダウンしますが、
オキシトシンだけはしばらく高い数値のまま!
そのお陰で、本来ものすごい大変な子育ても、オキシトシンがストレスを軽減するため子供への愛情と子供の可愛さに癒されながら頑張れるのだそうです。
ストレスが勝ってしまうこともありますが・・・。 心と体はいつも繋がっています。
そして、自律神経を調節したり、社交性や信頼性にも影響があるとの事。
お世話をしたり、思いやるなど、人との関わりが、オキシトシンを出し、思いやる方も、思いやってもらった方もオキシトシンが出るという、素晴らしいホルモンということがわかっているそうです。
私も、患者様の施術で、喜んでもらえるのがすごく嬉しいので、オキシトシン出てると思います。お灸してたらこちらも気持ちよくなってくるのです。いい仕事です。
鍼灸やタッチによる皮膚刺激も、気持ちの良い刺激であればオキシトシンを出す刺激になります。
アメリカでは補完代替医療として鍼灸や瞑想も取り入れられていて、
患者様に合えば、そのようなケアを勧めるとの事。これが、最先端なんですね。
子供へのタッチ、ハグはどんどんしたいもの。
小児はりも効果的にそのお手伝いができます。
刺さない鍼と手を使い、優しくさすります。
寝る前にはお母さんの手で軽〜くマッサージするものおすすめです。
親も子も、たっぷりオキシトシン出して、穏やかに過ごしたいですね!
鍼灸は自律神経・ホルモンバランスを整えるのも得意です。
足りなくなったら是非、リラックスしがてら施術へ来てください☆
はりきゅう POKKE
佐藤由紀子