「妊活鍼灸」の症例ご紹介
投稿日:2023年11月26日
こんにちは!
はりきゅうPOKKEの佐藤です。
いつもありがとうございます。
今日は、妊活鍼灸で通ってくださり、妊娠された方の症例をご紹介させていただきます。
(3ヶ月間に5回の通院+自宅でのセルフお灸)
*掲載許可をいただいております。写真はイメージ。
29歳、女性。フルタイムで働きながらの妊活。
2年前から原因不明の不妊にてタイミング法、人工授精を6回経験。
それでも妊娠に至らなかったので、ステップアップし体外受精へ。
体外受精に向けて体を整えたいと「鍼灸」に来てくださいました。
女性は黄体機能不全、
パートナーの男性は原因不明とのこと。
(黄体機能不全も原因の詳細は不明です)
*黄体機能不全とは・・・
排卵した卵胞が黄体に変化して黄体ホルモンを分泌します。
黄体ホルモンは、
・体温をあげる
・子宮内膜を厚くし受精卵を着床しやすくする
などの働きがあります。
黄体機能不全では、この黄体ホルモンの不足により排卵後に上がるはずの体温が十分に上がらず、高温期を維持できないため、内膜の発育が不十分で着床しないことにより不妊や流産の原因になることがあります。
他に婦人科疾患は無く、既往歴も特に無し。
基礎体温はグラフの上下がはっきりしない状態。
ピルを服用中。
月経痛と月経前の足のだるさがありました。
不妊以外の症状としては肩・首こり、頭痛、疲労、ストレスがありました。
また生理前の足のだるさ、背中の張りや姿勢が気になるとのこと。
鍼灸師から診ると、ストレスからくるお腹の不調(脾経)、背中のむくみ感(腎経)、もも裏の張り(膀胱経)などが気になりました。
また、姿勢のバランスを取るために、背中や足に負担がかかっているようでした。
心身ともにバランスが大切ですので、バランスを整えるように、リラックスできるように、緊張部分を緩めるようにしながら整えていきました。
月に1〜2度のペースで通っていただき、ご自宅でのセルフお灸も続けていただきました。
2度目の来院 体調が良いものの、朝スッキリ起きられない。
3度目の来院 ストレスでお疲れでしたが、
採卵で15個の卵子が取れ、4つの受精卵を凍結することができたとのことでした。
4度目の来院 背中のむくみ感が減り、基礎体温が全体的に上がっていた。
5度目の来院 体調が良く、1週間後に移植とのこと。
自信を持って挑めるような感じでいらっしゃいました。
そしてその後、「妊娠」の報告をいただきました。
連絡をいただきホッとしています。
体温が上がりやすくなり、高温期が保てるようになった(着床しやすくなった)と考えられます。
それが妊娠維持に繋がり、無事に妊娠に至ったと考えられます。
少し遠くからでしたが、頑張って通っていただきました。
これからは、思い描いていた妊娠ライフを送っていただけたらと思います^^
そして安産に向け、お灸や鍼灸治療もお役立てください。
同じような症状でお悩みの方は、ぜひ参考にしていただけたらと思います。
お読みいただきありがとうございました!